FORREST GUMP (1994) / フォレスト・ガンプ/一期一会

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(フォレスト・ガンプ いちごいちえ、Forrest Gump)は、1994年公開のアメリカ映画。 日本公開は95年で配給収入38億円のヒット作品。
タイトルの「フォレスト・ガンプ」は主人公の名前。1985年にウィンストン・グルームが発表した小説『Forrest Gump』をエリック・ロスが脚色して製作された映画。監督はロバート・ゼメキス、主演はトム・ハンクス。
人より知能指数は劣るが、純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく”フォレスト・ガンプ”の半生をアメリカの歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。
第67回アカデミー賞作品賞ならびに第52回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。
キャッチコピーは、劇中にセリフとしても登場する「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない(Life is like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.)」。このセリフは、『アメリカ映画の名セリフベスト100』において第40位となっている。

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FORREST GUMP (1994) / フォレスト・ガンプ/一期一会のあらすじ

物語は、バス停のベンチに座るフォレストが、バスを待つ人々に話しかけながら過去を回想するという形で進行する。
幼少期~学生時代
アラバマ州グリーンボウに住むフォレスト・ガンプは知能指数の低い少年で、背骨が歪んでいるため脚装具を付けないとまともに歩けなかった。母親はそんな彼を特別扱いせず、普通の子供と同じように育てたいと考え、女手一つで公立小学校への入学も勝ち取る。入学初日、スクールバスに乗る事となったフォレストは「知らない人の車に乗ってはいけない」という言いつけを思い出して戸惑うが、運転手と互いに自己紹介し合う事で乗り越える。バスの中では誰もフォレストを隣に座らせなかったが、ただ1人ジェニーという女の子だけは彼のために隣の席を空け、以後2人は自然と仲良くなる。小学校でいじめの標的にされるフォレストだが、あるとき無我夢中で逃げているうちに走れるようになり、以後彼は脚装具を付けずとも歩けるようになって、自転車でも追いつけないほどの俊足を発揮し続けた。ある日、父親に怒鳴られるジェニーを見たフォレストは、その手を握って畑の中を逃げ回る。翌日、彼女の父親が性的虐待を行っていたことが発覚し、父親は警察に捕まり、ジェニーは親戚へ引き取られた。

高校生になってもいじめられていたフォレストは、追いかけてくる同級生の車から逃げ切り、ある日そのままアメフトの試合中のコート内へ進入してしまうが、コーチにその俊足ぶりを見込まれ、アラバマ大学へ入学しフットボールチームに入る。試合ではいつも好成績を収め、全米代表選手に選ばれるまでになり、ケネディ大統領に面会する機会をも得た。
軍隊時代
ベトナム戦争が始まった頃、無事に大学を卒業したフォレストは、特にする事も無かったのでスカウトを受け入れアメリカ陸軍に入隊した。志願者が集う新兵訓練所行きのバスに乗り込む際、スクールバスの時と同様に自己紹介をするフォレストだが、「お前の名前なんぞ知った事か!」と怒鳴られる。今回も誰もフォレストを隣に座らせなかったが、今回は同じアラバマ州出身のアフリカ系アメリカ人であるバッバことベンジャミン・ブルーが隣の席を空けた。彼の家族は代々エビ漁とエビ料理で生計を立てていて、自身もエビ漁師になる事を夢見ている。意気投合し親友となった2人は、共に訓練に励む。命令に対して「はい」と答え、命令された事だけをこなせば良い軍隊の生活はフォレストに向いており、俊足もあって優秀な兵士になる。訓練後、ベトナムに出征する事となったフォレストは、落ちぶれてストリップ劇場で働いていたジェニーにその旨を打ち明け、暫しの別れを告げる。戦地では河が入り組んだメコンデルタ地域を担当する第9歩兵師団に送られ、ダン・テイラー中尉が指揮する小隊へ配属される。進撃を続けていた小隊だが、雨季が明けた日に敵の待ち伏せで窮地に追い込まれてしまう。フォレストは負傷した戦友達を探し出し安全な場所へと運び出すも、既に致命傷を負っていたバッバは「うちに帰りたい」と言い残して死んでしまった。
卓球全米チーム
最後の戦いで尻に被弾したフォレストは、両脚を失ったダン中尉と共に軍病院で手当てを受ける。療養中の暇潰しに卓球を始めたフォレストは、瞬く間に才能を発揮。卓球全米チームに入るべく帰国し、母親が見守る中、戦友を救った勇敢な行為に対しジョンソン大統領から議会栄誉勲章を送られる。その後、ブラックパンサー党の仲間として反戦活動を行うジェニーに再会。フォレストはジェニーに自分の想いを伝えるが、相反する立場のジェニーはフォレストの前から去っていった。数年後、フォレストは「ピンポン外交」の主役となり、卓球で世界大会に出場。テレビのトーク番組でジョン・レノンと共演するまでになった。
会社設立
除隊後、フォレストは卓球で得た資金で「バッバ・ガンプ・シュリンプ」を設立、亡き親友バッバとの「除隊になったら2人でシュリンプボートに乗ってエビ漁を始めよう」という約束を叶える。設立後しばらくしてダンも加わるが、漁果は芳しくない。ある夜、後に「カルメン」と名付けられるハリケーンが発生し、港に留まっていた他のエビ漁船はすべて大破するが、たまたま沖へ出ていたフォレスト達の漁船だけは運良く無事戻って来られた。以後は大漁が続き、人生に絶望していたダンも希望を取り戻し、やがて「バッバ・ガンプ・シュリンプ」は知らぬ者はいないほど大きな会社へと成長する。
そこで得た資金を、ダンはフォレストの言う「果物の会社」(ベンチャー企業時代のアップル)へ投資し、後に同企業が上場したことで億万長者になった。あり余るほどのお金を手に入れたフォレストは、半分をバッバの遺族へ渡し、残りも様々な所に寄付した。しかし、たった1人の家族だった母親を癌で亡くしたため、フォレストは孤独な日々を過ごす。
ジェニーとの再会
ある日、家にジェニーが現れ、数年ぶりの再会を果たす。彼女が人生に挫折した事を知ってか知らでか、フォレストは不器用なりにジェニーを愛し続ける。いつしかジェニーもそれに応えるようになり、幸せな日々を過ごす2人。だが、ある朝ジェニーはフォレストに黙って家を出ていった。
数日ほど放心した後、わけも無く走りたくなったフォレストは、同棲中にジェニーから贈られたナイキのスニーカーを履いて外へ飛び出し、ひたすら走り始める。何往復もアメリカ横断を繰り返す彼の姿を見て、大勢の人々がフォレストの後を追うように走り始め、いつしか彼は「平和を願って走る男」とアメリカ中の話題になる。やがてフォレストは「疲れたから家に帰りたい」と言い残して走るのをやめるが、テレビでそれを知ったジェニーから、彼の元へ手紙が届く。
現在
※ここから物語は現在進行に移る。
フォレストがバスを待ち続けていたのは、ジェニーに会いに行くためだった。最後の聞き手である老婦人から、目的地がバスに乗る必要が無いほど近くだと教えられたフォレストは急いで走り出し、ジェニーが待つアパートの一室へ辿り着く。そこにフォレストと同じ名前のジェニーの息子が帰宅し、ジェニーは彼がフォレストと自分の子供であると告げる。その後、ジェニー本人から「不治の病」を罹っていると告白されたフォレストは、改めて自分の想いを伝え、結婚を誓い合う。アラバマのフォレストの家に帰り、結婚式を挙げる2人。彼らを祝福するために訪ねてきたダンはチタン製の義足をつけ、アジア系の女性と婚約していた。
程無くしてジェニーは亡くなり、フォレストは幼少の頃一緒に過ごした木の下に彼女を埋葬する。フォレストが子育てに奮闘した末、かつての自分のように息子をスクールバスで小学校へ送り出すところで、映画は幕を閉じる。

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